34インチの湾曲(曲面)型ウルトラワイドモニターを買いたい。
でも選ぶ観点が分からない。とはいえすぐに欲しい。
そんな忙しい人に向けて、選ぶ観点、おすすめを紹介します。
はじめに
湾曲(曲面)型のウルトラワイドモニターを使って、デスクワークをより快適にしたい。
そう思っていざ購入を考えてみたものの、どういう観点で選べばいいのかが分からない。
それなりに値が張る品物なので、失敗はしたくない。
そんな悩みを持ってこの記事に辿り着いたのではないでしょうか?
筆者も、上記のような悩みを抱え、ウルトラワイドモニターを調べまくりました。
実際に調べて得た知識や経験から、モニターを選ぶ観点やおすすめを紹介します。
なお、先出しすると、筆者は以下のモニターの購入に至りました(2022/12/26)。
想定する読者
以下の読者を想定して、説明いたします。
- 湾曲(曲面)型のウルトラワイドモニターに絞って購入を検討している方
- オフィス業務での利用を想定している方(主にエンジニア向け)
- 何も考えずにウルトラワイドモニターの候補を絞り込みたい(忙しい)方
- 予算は10万円以内で検討している方
- なるべくお手頃な値段で購入したいと考えている方
筆者自身、オフィス業務での利用を想定してモニターを購入しました。
リフレッシュレートのようなゲーム利用におけるスペックは考慮していません。
なので、主にゲームでの利用を考えている方は、本記事の対象外です。
また、この記事ではそもそも湾曲(曲面)型のウルトラワイドモニターとは何ぞや?
という部分には触れませんので、別途検索をお願いいたします。
ウルトラワイドモニターの選び方
ウルトラワイドモニターを選ぶ際の必須条件、十分条件をそれぞれ説明いたします。
先に結論から申し上げると、以下の通りです。
必須条件
ここは外せないポイントです。
観点 | スペック |
---|---|
曲率 | 1800R or 1500R |
パネル種類 | VA or IPS |
表面処理 | ノングレア(非光沢) |
解像度 | 3440x 1440 |
アスペクト比 | 21:9 |
十分条件
ここは好みです。予算と使い方次第で有り無しを選びましょう。
観点 | スペック |
---|---|
PBP (Picture By Picture) |
有 |
入力端子 | USB Type-Cを含む |
電源供給 | モニターからPCへの電源供給可 |
スピーカー | 搭載 |
上記を基準に、価格.comで検索して絞り込むのがおすすめです。
ここから、必須条件、十分条件の詳細を説明していきます。
必須条件
曲率: 1800R or 1500R
湾曲(曲面)型モニターで一番重要な箇所です。
xxxRというのは、モニターの曲がり具合を半径で表しています。
数値が小さくなるほど、半径が小さい(つまり、より湾曲している)というわけです。
1800Rが無難で良いかもしれませんが、
自分のデスクの大きさと相談してみると良いです。
モニターの設置場所から自分の椅子までの距離か近い(机の縦幅が短い)場合は、
1500Rの曲率の方がよりフィットすると思います。
実物を下見して、1800Rと1500Rのどちらが良いのか検討しましょう。
下見が面倒で急ぎで買いたい方は、無難に1800Rを選んでおきましょう。
パネル種類: VA or IPS
ここは正直迷う部分です。
予算に余裕があるのであればとりあえずIPSパネルでもOKだと思います。
黒色が綺麗に表現されていて欲しいという方はVA、
色の再現度が高いのが良いという方はIPSを選ぶと良いです。
視野角はIPSパネルの方が優秀と言われていますが、
デスクワークで一人でモニターを使う分には、どちらのパネルだとしても
モニターの端から端まできちんと見えます。
表面処理: ノングレア(非光沢)
オフィスワークを想定しているので、目が疲れないようにノングレア一択です。
解像度: 3440x 1440
2022/12/28時点では、この解像度のモニターがスタンダードです。
この解像度よりも低くなければ困らないと思います。
更に高解像度のモニターもありますが、完全に予算オーバーとなるので対象外です。
アスペクト比: 21:9
ウルトラワイドモニターを選ぼうとしている時点で、21:9固定です。
それ以外の選択肢はないです。
十分条件
PBP(Picture By Picture): 有
異なる入力ソースを画面分割して表示できます。
デスクワーク用の映像をモニターに出力しつつ、
Nintendo Switchの映像もモニターに映したい。
という場合に有効です。
2台のPCの映像を1つのモニターに出力する。
ということも出来るので、あると何かと便利な機能です。
入力端子: USB Type-C
特にMacを使っている方はType-Cの入力端子があると便利です。
わざわざHDMI等の変換を噛ませなくても、直接モニターに映像出力ができます。
Type-Cの入力端子が増えると、モニターのグレードも上がって値段も上がります。
コストと利便性のトレードオフです。
電源供給
モニターから電源が取れるかどうかです。
PCをモニターに繋いだ際に、PCと充電器を別途繋ぐ必要が無くなります。
これもモニターのグレードが上がって値段も上がるので、
コストと利便性のトレードオフです。
スピーカー
あったら便利だな。という程度です。
スピーカーを外付けする人にとっては不要です。
ウルトラワイドモニターのおすすめ
ここまでで、湾曲(曲面)型のウルトラワイドモニターを選ぶ観点は分かりました。
あとは自分に合ったモニターを見つけるだけです。
条件が定まってくると、あとはどのモニターでも遜色無いと思いますので、
後述するAmazonアウトレットにて、自分の条件に合う安いモニターが出品されるのを待つのがおすすめです。
1~2万円くらいは安く購入できます。
以下では、筆者が狙っていたモニター群を紹介します。
ファーウェイとLG製品ばっかり見ていたので正直偏ってます。
他のメーカーのモデルが良い人は、見なくても大丈夫です。
HUAWEI MateView GT デュアルスピーカーサウンドバー 65,000円
値段:約
必須条件
曲率 | 1500R |
---|---|
パネル種類 | VA |
表面処理 | ノングレア(非光沢) |
解像度 | 3440x 1440 |
アスペクト比 | 21:9 |
十分条件
PBP (Picture By Picture) |
無 |
---|---|
入力端子 | USB Type-Cを含む |
電源供給 | 10W(PCの充電は追いつかない) |
スピーカー | 搭載 |
安い上に、最低限の条件は揃っています。
電源供給の部分を気にしないのであれば、このディスプレイは良い選択肢です。
Amazonアウトレット品がたまーに出品されているのですが、
50,000円を切っていることもあるので大変お買い得です。
MateView GT ZQE-CBA 44,000円
値段:約44
ファーウェイ公式サイトから購入可能です。
必須条件
曲率 | 1500R |
---|---|
パネル種類 | VA |
表面処理 | ノングレア(非光沢) |
解像度 | 3440x 1440 |
アスペクト比 | 21:9 |
十分条件
PBP (Picture By Picture) |
無 |
---|---|
入力端子 | USB Type-Cは無い |
電源供給 | 無 |
スピーカー | 無 |
1個目に紹介したモデル廉価版です。
とにかく安くてお手頃です。
Type-Cが挿せなくてもHDMIやDisplayPortを使う、スピーカーが外付けする。
という人であればこのモデルでも満足出来ると思います。
LG 34WP60C-B 54,000円
値段:約54
必須条件
曲率 | 1800R |
---|---|
パネル種類 | VA |
表面処理 | ノングレア(非光沢) |
解像度 | 3440x 1440 |
アスペクト比 | 21:9 |
十分条件
PBP (Picture By Picture) |
無 |
---|---|
入力端子 | USB Type-Cは無い |
電源供給 | 無 |
スピーカー | 無 |
曲率が1800Rが良い。という方はLGのこのモデルが選択肢に入ります。
必要最低限の機能だけで十分な場合は、オススメです。
LG 34WQ60C-B 63,000円
値段:約63
必須条件
曲率 | 1800R |
---|---|
パネル種類 | IPS |
表面処理 | ノングレア(非光沢) |
解像度 | 3440x 1440 |
アスペクト比 | 21:9 |
十分条件
PBP (Picture By Picture) |
有 |
---|---|
入力端子 | USB Type-Cは無い |
電源供給 | 無 |
スピーカー | 無 |
曲率が1800RでIPSパネルの安いモデルが良い。
という人向けです。
Amazonアウトレットだと50,000円前後で販売されていてお得です。
LG 34WQ75C-B 80,000円
値段:約80
必須条件
曲率 | 1800R |
---|---|
パネル種類 | IPS |
表面処理 | ノングレア(非光沢) |
解像度 | 3440x 1440 |
アスペクト比 | 21:9 |
十分条件
PBP (Picture By Picture) |
有 |
---|---|
入力端子 | USB Type-Cを含む |
電源供給 | 有 |
スピーカー | 含 |
先程の上位機種です。
曲率が1800RでIPSパネルでType-Cが付いていて電源供給もできる。
という全部載せ贅沢セットです。
予算に余裕がある方はこのモデルを買うと後悔しないでしょう。
なるべく安く購入したい人はAmazonアウトレットを活用しよう
ここからはテクニック的な話になります。
ウルトラワイドモニターに求めるスペック(条件)が定まりさえすれば、
あとはどのモニターでも大体一緒です。
そこで、自分が求めるスペックを満たす機種のAmazonアウトレット品が出品されるのを待って、購入する。という戦略を取ると、1~2万円は安く購入できます。
お客様から返品された商品(使用後に返品されたものも含む)や倉庫内で傷を負った商品のうち、商品の状態が良いものを「アウトレット品」という扱いで、お手頃な価格で販売しています。出品ページ上では「中古品」と表示されます。
保証
お客様から未開封の状態で返品された商品等、商品の状態によってはメーカーの保証が付いてくるものがあります。なお、メーカーの保証書が付属しているものであっても、メーカー保証の適用がない場合がありますので、ご留意ください。
Amazonデバイス-中古品
中古品のAmazonデバイスは、Amazonデバイス限定保証は適用されませんが、商品到着日から30日以内は返品・返金の対象となります。また、一般的な損傷状態のガイドラインに加え、次のガイドラインが適用されます。
Appleの整備済品のような感覚で、ほぼ新品の商品を中古品として購入できます。
※ 保証の扱いは多少複雑なので、自己責任でお願いいたします
中古商品のうち、販売元がAmazonアウトレットとなっているものが対象です。
先程紹介したモニターの場合、定価よりも1万円程度安いです。
アウトレット品なので基本的に在庫限りの早い者勝ちです。
なるべく費用を抑えてモニターのグレードは上げたい。という方にはおすすめです。
まとめ
湾曲(曲面)型のウルトラワイドモニターを選ぶ観点、おすすめモニター、Amazonアウトレットの活用について紹介しました。
選ぶ観点としては、
曲率が1800R or 1500R、
パネル種類がVA or IPS、
ノングレア(非光沢)のモニターが必須条件です。
あとは用途に応じて、
PBP、Type-C入力端子、電源供給、スピーカ付きのものを選択しましょう。
ファーウェイやLGのモニターは安くて必要な機能が揃っているのでおすすめです。
Amazonアウトレット品を購入すると、
1~2万円は安く買えるので、費用を抑えたい人にはおすすめします。
以上です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。