今回は特にまとまりの無い個人の感想日記です。
話の背景
割と髪が伸びてきて、目にかかるようになってきたので美容院に行ってきました。
いつもよりはちょこっとだけ遠い、川崎のhairsalon TRIGGERに行ってきました。
個人経営のお店だったのですが、コロナのこの時期には嬉しい完全個室で1席だけというお店でした。
普段は席が沢山ある系列店ばかりに行くので、完全個室が1席だけというのは新鮮でした。
実際に施術を受けていると、他の人の声も聞こえないので、普段よりもリラックスできて
自分だけの時間を満喫することが出来た気がします。
お子さんと一緒に来店される主婦層、人には聞かれたくない悩みを抱える方に人気のようです。確かに、他の人の目が気になる人にとっては、プライベートな空間が確保されているって重要ですよね。
そんな落ち着く美容院の美容師さんと話をしている中で、
- お客様により満足してもらえるように、色々なメニューや割引キャンペーン等を考えている
- ただカットしてもらうだけではなく、お客様にとって快適な時間になって欲しいよね
というような話をしていました。
確かに、美容院って髪のカット以外にも、眉カット、カラー、ヘッドスパ等など、
色んなメニューがあるな… と思いました。
そのときにふと頭に思い浮かんだのは、どの美容院でも「メニューが多すぎて逆に分かりづづらいこともあるよね」ということです。
そんなことで、メニューが多すぎることによる問題ってなんなんだろうというのを少し考えてみたいなと思います。
どんな美容院だったら魅力的か
この記事の結論を最初に話してしまうのですが、筆者は面倒くさがりなのもあり、「60分とか90分の時間を買うから、美容師さんに施術内容を好き放題に決めてもらえるサービス」があるといいなと考えました。
メニューが多すぎる問題について、頭に思い浮かぶことを語っていきます。
前提として、リピートのお客様ではない、新規のお客様が対象です。
というのも、リピートのお客様はそもそもメニュー選びに迷わないはずなので…
そもそも美容室のメニューって多いの？
結局は店舗によるかもしれません…
とりあえず楽天ビュティーの東京の原宿エリアで人気が高い順に並べた際のトップ5を見てみます。
| 人気が高い順 | メニュー数 |
|---|---|
| 1番目 | 約73 |
| 2番目 | 約78 |
| 3番目 | 約50 |
| 4番目 | 約30 |
| 5番目 | 約102 |
この数値をどう見るかには個人差があると思います。直感的に考えると、カット、カラー、ヘッドスパ等の施術種別に対して、このメニューの数は多いと言えるのではないでしょうか。
カット対象者の髪の長さや質感に応じて、施術内容が微妙に変わることも、メニュー数が多くなる要因なのではないかと考えます。
メニューが多すぎることによって発生する事象
- よく分かんないからカットだけ予約でいいや となってしまう
- その美容院は何が得意（推し）なのかが分からず、カット以外のオプションを付けてもらえない
- 最悪の場合、お客様が予約画面から離脱する
- 結果的に、お店の売上が伸びない
美容院側としては、カット以外にも色々なメニューを付けてもらって、収益を上げたいという思惑はあると思うので、その思惑に反した結果になってしまうかもしれませんね。
じゃあ、どうなるのが理想なの？
- 初回のお客様がメニュー選びを迷わないこと
- カット以外のオプションサービスを、お客様に経験してもらえること
- 施術内容に満足してもらえて、お客様にリピートしてもらえること
色んなオプションサービスを経験してもらって、次もまたリピートしてもらえることが理想ですよね。
何が問題であり、課題なのだろうか
結局、メニューが多いことの何が問題なんだろうか。
現状（事象）と理想の間にある溝は何なのでしょうか。
メニューが複雑化することで、カット以外の手段による美容院の魅力を伝えられなくなってしまうことなのかもしれません。
メニューが複雑なのでカット（だけ）予約で良いやというお客様が増えてしまい、その他の施術内容を経験してもらえなくなってしまうのです。
初回限定ヘッドスパ無料！みたいなメニューを作り、お客様に経験してもらうことを狙っているお店もあるかと思います。
ただし、ヘッドスパに限った話で言うと、「ヘッドスパの良さを知っている人」が選ぶメニューではあるものの、「普段あまりヘッドスパをしない人」にとっては無縁なメニューです。
よくある話ですが、美容院を利用する側本人は、ヘッドスパのようなカット以外の諸々の施術内容の重要性や良さを理解していないことが多いです。システム開発の発注者と受注者にも同じことが言えるので、個人的には馴染み深いです。まずはいかにして重要性や良さに気づいてもらうことからです。
とはいえ、カット以外の良さに気づいてもらうために、たくさんのメニューを用意しましたよ！だと、本末転倒なわけです。
初回と言ったらこれ！というシンプルなメニューにより、カット以外にもある美容院の魅力を伝え、リピートしてもらえることが課題と言えるのではないでしょうか。
一旦ここまでの話を整理
真面目風に書くとこんな感じでしょうか。
美容師さんが施術内容を決めてくれたらいいな
ここまで来たので、具体的なアクションを考えてみます。
キーワードは以下の3つでしょうか
- 初回のメニュー選びに迷わない
- カット以外の施術を受けてもらう
- お客様は実はカット以外に必要なものを理解していない（気づいていない）
ここで、筆者が「こんなサービスがあったらいいな」と思ったのが、
「お客様がタイムボックスを購入し、美容師さんが施術内容を決めてくれるサービス」です。
お客様としては、60分、90分、120分等の美容師のタイムボックスを購入するわけです。
これなら、メニューはシンプルに3つ（○分コース×3）だけになるでしょう。
タイムボックスの中の施術内容は美容師さんに考えてもらいます。
美容師さんとお客様との対話の中で、お客様が必要としてそうなサービスを提案し、施術内容を柔軟に決めるのです。
※我ながら適当なイメージ図になってしまいました…
最近頭皮の乱れが… という話になれば、頭皮ケアの施術をすればいいですし、
デスクワークで目が疲れ気味… という話になれば、ヘッドスパを提案してみてもいいかもしれません。
こうすることで、カット以外の施術を体験してもらうことができます。
お客様としては、自身に親身に合わせてくれた施術内容を受けることができ、満足するのと同時に、自分が今求めているものに気づくことができます。
お客様は美容師の時間を買って、気が向くままにサービスを受けられるというのは1つの魅力だなと思いました。（というかそんなサービスが欲しいです…）
そのためには、美容師さんにカット以外の技術やコンサル的な力も求められるので
とっても大変だと思いますが…（泣）
最後に
お客様がタイムボックスを購入し、美容師さんが施術内容を決めてくれるサービスがあったらいいなと、思いました。
美容院に行くという行為の中で、
施術内容はお客様が決めるものという定説を崩し、
施術内容は美容師が決めるものという新たなサービスも面白そうですね。
初回限り！お客様の120分を私にください！！
みたいな謳い文句でもいいかもしれません。
私自身が美容師なわけでもなく、完全な妄想を語ってしまいました。
でも、現時点でこんな美容院ってないですよね。
もしもありましたら、勉強のために教えて下さい…
そういえば、こんなサービスに既視感を感じたのはなぜだろう…と思ったのですが、
お寿司屋さんの「店長に任せるよ！」と同じ感じなんだなと気づきました。
お客様の好みとそのお寿司屋さん長所を最大限活かすために、
時間や値段の範囲で、店長にメニューを任せてしまう。という発想は
美容院でも活用できるのはないかと思いました。
こんなサービスがあったら、120分の時間を買って、カット以外にも自分に合う
コーディネートをしてもらいたいなと思った次第です。
どなたかやってくれませんでしょうか…？
やってみた方がいれば、是非ともご感想をお聞かせください。
ちなみにですが、カットだけ予約する人は、美容院のメニューが多いのが原因！みたいな暴論になってしまいました。まだまだ甘ちゃんでした…
以上です。
